概要
本図は、外部Nginxサーバー(192.168.1.100)が、どのようにクライアント(インターネット)からのリクエストを受け取り、内部の各アプリケーションサービスへ振り分けているかを示すルーティング構成図です。

ルーティングの仕組み
① Upstream 定義 (接続先のグループ化)
Nginx内部で、転送先となるサーバーのグループを定義しています。
superset_upstream: Superset本体が動作している192.168.1.109:5000を指します。report_app_upstream: 帳票アプリが動作している192.168.1.109:3000を指します。
② Location ブロック (URLパスによる振り分け)
アクセスされたURLのパス(Location)に応じて、適切なUpstreamへリクエストをプロキシ(中継)します。
location /(ルートアクセス)- ターゲット:
superset_upstream - 内容: Supersetのメイン画面やログイン、ダッシュボード一覧など、標準的な機能へのアクセス。
- ターゲット:
- 帳票関連パス
- ターゲット:
report_app_upstream - パス一覧:
/report: 帳票の表示画面/api/pdf: PDF生成・ダウンロード用API/_next: Next.jsの静的資産・プログラムファイル
- ターゲット:
3. この構成のメリット
- 単一ドメインでの運用: ユーザーは
superset.sadari.co.jpという一つのアドレスだけで、Supersetと帳票アプリの両方を利用できます。 - SSLの一元管理: 証明書(HTTPS)の設定を外部Nginxのみで行うため、内部サーバー側の個別設定が不要になり、管理が容易になります。
- セキュリティ: 内部のアプリケーションサーバーを直接インターネットにさらさず、Nginxを介することでセキュリティレベルを向上させています。

コメント