LG gram(i7、13世代、16GB、512GB SSD)は、その高性能により多くのプロフェッショナルユーザーから注目されています。この記事では、内蔵SSD(512GB)のCドライブとUSB 4接続のポータブルSSD(2TB)とのパフォーマンスをCrystalDiskMark 8.05を使用して比較し、どの程度の速度差があるかを検証します。
測定方法
- テスト環境:
LG gramにWindows 11をインストールし、最新のドライバーとファームウェアを更新。 - 内蔵SSDの測定:
CrystalDiskMark 8.05を使用して、内蔵SSD(512GB)の読み書き速度を測定。 - USB 4接続SSDの測定:
同じくCrystalDiskMark 8.05を用いて、USB 4接続のポータブルSSD(2TB)の速度を測定。 - データ比較:
両方のデバイスの速度データを比較し、パフォーマンスの差を分析。
測定結果
内蔵SSD(512GB) Cドライブ
このノートPCの内臓SSD(512GB)を2回測定しました。
シーケンシャルリード: 6873.09 MB/s
シーケンシャルライト: 1158.86 MB/s
ランダムリード: 491.65 IOPS
ランダムライト: 186.29 IOPS
USB 4接続のポータブルSSD(2TB)
今回測定に使ったのはBuffalo製SSD-PE2.0U4-SAのポータブルSSD(2TB)です。
2回測定しました。
シーケンシャルリード: 3704.41 MB/s
シーケンシャルライト: 3130.90 MB/s
ランダムリード: 975.21 IOPS
ランダムライト: 763.74 IOPS
パフォーマンス比較
LG Gramの内蔵SSD(512GB)がUSB 4接続の携帯用SSD(2TB)よりシーケンシャルリード速度に優れ、USB 4接続の携帯用SSD(2TB)がLG Gramの内蔵SSD(512GB)よりシーケンシャルライト速度に優れていることが確認できました。 ランダムアクセス速度ではリード、ライトともにUSB 4 接続のポータブルSSD(2TB)が優れていることがわかりました。
結論
LG Gramの内蔵SSD(512GB)は多少リード、ライトの処理速度に差が大きく、測定時にも数値が不安定でした。 USB4接続のポータブルSSD(2TB)がリード、ライトともに同様の速度を見せるため、安定性の面ではより良いと言えると思います。
この分析が、どのポータブルストレージがご自身のニーズに最適か判断する際の一助となれば幸いです。
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