はじめに
Windows のディスク管理GUIでは、Cドライブと未割り当て領域の間に「回復パーティション」が挟まっている場合、そのままでは拡張できません。
本記事では diskpart コマンドを使い、回復パーティションを削除してCドライブを拡張する手順を解説します。
注意: 回復パーティションを削除すると、Windowsの回復機能(スタートアップ修復など)が使用できなくなります。実施前に必ずバックアップを取得してください。
実施前の確認
ディスク管理(diskmgmt.msc)でパーティション構成を確認します。
今回の構成例:
| # | 種別 | サイズ |
|---|---|---|
| Partition 1 | EFIシステム | 200 MB |
| Partition 2 | 予約済み(MSR) | 16 MB |
| Partition 3 | プライマリ(C:) | 62 GB |
| Partition 4 | 回復 | 836 MB |
| (未割り当て) | — | 36 GB |
手順
1. 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
スタートメニューを右クリック →「Windows PowerShell(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
2. diskpart を起動する
diskpart
3. ディスクとパーティションを確認する
DISKPART> list disk
ディスク 状態 サイズ 空き ダイナ GPT
### ミック
------------ ------------- ------- ------- --- ---
ディスク 0 オンライン 100 GB 36 GB *
DISKPART> select disk 0
ディスク 0 が選択されました。
DISKPART> list partition
Partition ### Type Size Offset
------------- ------------------ ------- -------
Partition 1 システム 200 MB 1024 KB
Partition 2 予約済み 16 MB 201 MB
Partition 3 プライマリ 62 GB 217 MB
Partition 4 回復 836 MB 63 GB
パーティション番号を確認します(環境によって番号が異なります)。
4. 回復パーティションを削除する
DISKPART> select partition 4
パーティション 4 が選択されました。
DISKPART> delete partition override
DiskPart は選択されたパーティションを正常に削除しました。
override オプションを付けることで、保護されたパーティションも強制削除できます。
5. Cドライブ(プライマリパーティション)を拡張する
DISKPART> select partition 3
DISKPART> extend
ポイント: パーティション2(予約済み/MSR)はCドライブではありません。必ず「プライマリ」と表示されているパーティション番号を選択してください。
6. 完了確認
DISKPART> list partition
DISKPART> exit
ディスク管理を更新(F5キー)し、Cドライブの容量が増えていることを確認します。
まとめ
| 手順 | コマンド |
|---|---|
| diskpart 起動 | diskpart |
| ディスク選択 | select disk 0 |
| 回復パーティション削除 | select partition 4 → delete partition override |
| C:ドライブ拡張 | select partition 3 → extend |
回復パーティションを削除した後は、Windowsの「ドライブのバックアップ」や「システムイメージの作成」を定期的に実施することを推奨します。

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