Hyper-VでLinux OSをインストールするガイド:2世代UEFIベースの仮想マシンの作成から、バージョンごとのOSのインストールまで

OS(Desktop,Server)

現在お使いのマシンが高性能であれば、新しいものを購入するよりもHyper-Vに仮想マシンをインストールすることをお勧めします。この記事では、Hyper-Vに仮想マシン(2世代UEFIベースのファームウェア)を追加し、Linux OSをインストールする手順を紹介しています。この記事ではRocky-9-Workstation-x86_64-latest.isoを対象にしていますが、他のバージョンでも適用可能です。

Hyper-Vマネージャ開き

Hyper-V機能を有効にすることで、以下のように[スタートメニュー > Hyper-Vマネージャー]を表示することができます。仮想マシンを作成するためには、[Hyper-Vマネージャー]をクリックします。

仮想マシンの新規作成

以下のように、[Hyper-V マネージャー > マシン名]を右クリックしてコンテキストメニューを表示し、[新規 > 仮想マシン]を選択して[仮想マシンの新規作成ウィザード]を表示します。

この画面は、以前に「今後、このメッセージを表示しない(D)」にチェックを入れていた場合、表示されないことがあります。カスタム構成で仮想マシンを作成するには、[次へ(N)]をクリックします。

以下のように新しい仮想マシンの名前保存場所を直接入力し、[次へ(N)]をクリックします。

[第2世代]を選択し、[次へ(N)]をクリックします。UEFIベースのファームウェアおよび64ビットゲストオペレーティングシステムの条件を満たさない場合、起動できないことがあります。

「起動メモリ」に8192MB(8GB)を入力し、[次へ(N)]をクリックします。ホストコンピュータのメモリに余裕がある場合は、より多くのメモリを割り当てても問題ありません。

以下のように[Default Switch]またはその他の名前のスイッチを選択し、[次へ(N)]をクリックします。選択しない場合、ホスト経由でインターネットへの接続が不可能になります。

指定された仮想ハードディスクファイルの保存先をC:\Hyper-V\JP_Rocky Linux 9 GNOME\Virtual Hard Disks\に変更し、サイズも60GBに変更してから[次へ(N)]をクリックします。

公式サイトからダウンロードしたイメージファイル(Rocky-9-Workstation-x86_64-latest.iso)を設定し、[次へ(N)]をクリックします。

最終確認の要約画面が表示されたら、[完了(F)]をクリックします。

以下のように「JP_Rocky Linux 9 GNOME」という名前の仮想マシンが表示されたら、[設定]をクリックします。

Linuxを使用する場合、”セキュアブートを有効にする“をチェックし、「Microsoft UEFI認証機関」をテンプレートとして選択する必要があります。

Linux OS インストール開始

ここまで設定が完了したら、作成した仮想マシンを選択し、右クリックしてコンテキストメニューを表示し、「起動」を選択して仮想マシンを接続します。

Linux インストールを開始します。

設定で「Microsoft Windows」テンプレートを選択した場合、開始時に以下のように「>>Start EXE over IPv4.」が表示され、インストールが中断されます。

何秒か経つと、以下の画面に移ります。タブキーを押して[Restart Now]まで移動し、Enterを押すと再インストールが開始されます。テンプレートを変更しない限り、同じエラーが繰り返します。

中止してテンプレートを変更できれば問題ありませんが、変更できない場合は仮想マシンを削除し、新しく作り直す必要があります。

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